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『スキャナー・ダークリー』 (2006年)
U-NEXTで鑑賞。
google.com/search?kgmid=/m/05g
リチャード・リンクレイター監督のロトスコープアニメ映画というガワにひかれて、予備知識ゼロで観た。
“信用できない語り部”視点の、虚実が混沌とするドラッグ中毒×潜入スパイもので、何を見てるのか判らなくなる内容と、アニメーションならではの表現技法がうまくかみ合った作品だと思う。オープニングの虫わきシーンとかイヤ過ぎる。虫が苦手な人は要注意⚠️
スクランブル・スーツも、映像として見せる“解”があった。終盤ますます歪んでいく認知表現はボブ…不憫…とかわいそうになる。やっぱりキアヌ・リーブス演じる人物は、ダークでもどこか憎めない。
そしてロバートダウニーJr.がムカつく~!人をイラつかせる演技うまぁー!
組織内でも相手の正体が判らない、という複雑な設定上、この人物はもしやあの人なのでは…?という推察はできるかもしれない。それが明かされてからの終盤は、映っているものは広大で美しいのに、代償を負わされた彼の姿がとても寂しい…。

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