NHKの子ども向けページで、日本スゴイの大失敗案件である「下町ボブスレー」の黒歴史動画がいまだに公開されていた。
下町ボブスレーは、もともとは「日本を支える下町の中小企業が世界に挑む!」という、いわばプロジェクトX的なノリで始まった案件だったが、後に明らかになったように、実際には日本政府と大資本が裏で糸を引いている国家的事業であった。おかげさまで、ソリができあがる前から関連グッズやドラマなどが大量に作られたり、道徳の教科書に(安倍ちゃん付きで)載せられるなどのタイアップが国家ぐるみで行われたが、最終的にできあがった肝心のソリの性能がポンコツ過ぎたため、唯一使ってもらえる予定になっていたジャマイカ代表にも見捨てられるという、ある意味日本の凋落を象徴する悲惨な結末となった。
ちなみに、ジャマイカ代表が下ボブを見捨て、実際に採用した性能の良いラトビア製のソリは、本当に下町の職人の手で作られていたというオチまでついており、そこまで子どもに教えるのであればよい教訓話になるかもしれない。
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005311008_00000