1/1000って……すごい数だよな
そりゃあもう運命じゃん……になる ロ様がどろどろになっちゃうのもわかる でもさ〜
そんなの、ドラルクにはどうでもいいんだよな ってロ様は思っているんだよな 俺の都合なだけで、ドラルクには関係ない、ドラルクにとってはどうでもいいことだ ってさ〜
仕事に関してはズケズケいくけど、オフになると急に静かになる……自分はドラルクにとってはどうでもいい存在だから、そんなモノがプライベートでまで迷惑かけちゃいけないだろ と思っているので
読ドの勧めたゲームをして、用意したご飯食べて、与えられた部屋で眠るんだよな 全部言いなり
恋人とかそれ以上を求められたら……あとはわかるな?

ところでセンブンノイチは何かのタイトルになりませんか?

呼ばれるままに城に向かって、読ドのゲーム見てるロ様なんだけどさ 呼ばれたからむりやり来ただけで、めちゃくちゃ体調悪くてさ
読ドが振り向いた時にはソファに倒れちゃってるやつが読みたいな

慌てた読ドに声かけられて目が覚めて「悪い、大丈夫だ」とは言うんだけど、顔は赤いし息は荒いしでぜんぜんどっから見ても大丈夫じゃないわけ
読ドが気遣って水持ってこようか?とか言うんだけど 「あ、いや、いい。……帰るな、埋め合わせはする」ってふらふらのまま帰ろうとするんだよね でもそんな状態で帰せないよって言ったらさ〜
「大丈夫だって。……こんなの、『俺の都合』だろ」って言うやつ……
ロ様がいいなりなことにうっすら気付いていた読ドも、これで確信するんだな

いいから、ってソファに読ドの力でも押し込められちゃうロ様に内心焦りながら「いままで君が我慢してたこと全部言え」って言ったらさ ロ様がうれしそうに、でもうっそりと笑って「ありがとう」って言うんだよな
会話が成立してないけど、それが体調のせいなのか精神由来のものなのかまではさすがに読ドにはわからないから とりあえず水と血液ボトルとりに行ってくるわけよ
いなくなってるかと思ったけどロ様はちゃんと居て、というかもう立ち上がれなくなってて 血液ボトルひっくり返してからロ様に水飲ませてベッドまで連行よな

ロ様はさ、読ドのやさしいところが好きだからさ
我慢してたこと言えって言われた時に、ああやっぱりやさしいんだなあと思って笑ってるんだよね……言われた内容とかはちゃんと認識してない……

朦朧としたロ様はだけど眠ってくれなくて、「人間の女の剥製とか、人間を開いて作ったカーペットとか、そういうのがひとつもない城なんてはじめて見た。あるのは手入れもろくにされていない罠だけで……」ってロ様は言うのよ
だけど続けて「……でも、そんなことは、おまえにはどうだっていいことだろう。吸血鬼は、自分の興味がないことに関しては冷徹なほどに無関心だからな。お前が興味をもつのは遊びの道具であって、俺個人じゃない……」とも言うのよ
慰めたらいいのか怒ったらいいのかわかんなくなっちゃうよな、そんなの……
迷ってるうちに「……はじめてだったんだ。おまえが……」って言って、眠ったのか気絶したのか怪しいラインでロ様の意識がなくなって 耐えきれずに死んじゃう読ドが見たい

復活して一旦水差し取りに行こうとした読ドなんだけど、戻る段階で城を出ようとしてるロ様とかちあうんだよね とうぜん寝てろ!て怒る読ドなんだけど
「そこまで迷惑はかけられないさ。……ごめんな」ってロ様は言うじゃん
「迷惑じゃない。迷惑じゃないよ。その状態の君を帰すほうがよっぽど不安だ」
「でも、……手間、だし……」
「手間じゃない。むしろ、看病できることが安心する」
「……、……そう……?」
なら……、ってふらふら部屋に戻るロ様を支えてさ……

「お前はほんとうに、やさしいな。……興味もない相手をさ、こんなに……」
「それ、やめてくれよ。私を勝手に決めつけるな」
「……?」
「私の気持ち、勝手に決めつけないでくれよ。興味がない? とんでもない!」
「ドラルク、待――」
「君が好きじゃなきゃ、誰にも会わなかった私が君を呼びつけたりしない。……君を愛していなきゃ、こんなふうにやさしくなんかしないよ」
ってやつ……

「べつに、このまま君を手篭めにしたっていいんだぞ」
「てごめ……?」
「体調を崩して抵抗できない君にエッチなことをして、そのまま閉じ込めたっていいんだ……でも、しない。君の同意がなければ意味がないんだ」

フォロー

これさ……ロ様にとってもそうだけど、読ドにとっても『センブンノイチ』になったことに運命を感じていてほしいよな……

「君は千体の吸血鬼に挑戦した。そうだね」
「……? うん……」
「だが、そのうちひとりは退治していない。というか、君にはもうできないだろ。……私は、千体のなかで唯一、人間を……君を害さない吸血鬼だから」
「あ――、? な、んで」
「なんでもなにも。君がね、千体目に私を選んでくれて、良かったと思っているよ。千体目。千分の一! いまどきは最高レアが一〇分の一で出ることもあるのにだ。……君がこの確率を乗り越えてくれて、本当によかった……」
「う、あ……うう」
熱の上がった身体に吸血鬼の体温はつめたくて気持ちよくて、抱きしめてくれる腕はやさしくて、ぽろぽろ泣いちゃうんだ……
「君がそんな状態でうちに来たのには怒っているけど、だけど選ばれて光栄だとも思っている。私たちに人間の病気は感染らないから、いくらでもこうして抱きしめて、看病してあげるからね」とか
「私は君の唯一だ。唯一、君が寄りかかっていい相手。そうだろう?」とか
まだまだやさしい言葉をかけてくれる読ド、かくかくうなずくことしかできないロ様、が見たい……

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