読ドは最初から最後までひとりの人間としてロ様と接していたのに、くっついたあとロ様から「お前は猫でも飼ってる気分なんだと思ってた」って言われて死んでほしい

「なん、な、なん……」
「一時間待ったぞ。そんなに死んでたのか?」
「いや、ちょっとショックで……。なんでそんなこと思っちゃったの……」
「ん? ……ああ、猫の話? あれはただ、お前が吸血鬼だからってだけだけど」
「は」
「いままでのヤツらは家畜だとか言ってたけどさ。お前は敵対しないってことは、猫とか犬とか飼ってる気分なのかなって」
って言われてまた死ぬんだよね……
次復活する時「クソどもがああああッ!!」て叫ぶからロ様がびっくりしてちょっと浮く

「い、いま、いまは……?」ってほっぺた砂にしながら聞いたら「……おまえがまだ飽きてないなら、コイビト?」って言うロ様抱きしめてエンエン泣く読ド見た〜い
「なに? どうしちゃったんだよ」て困惑してるロ様はなーんにも気付いてないんだよなあ

「きみを歪めたクソどもをどうしたらいいんだ。なんだってそいつらはもう死んでるんだ。死よりも苦しい地獄へ送ってやったのに……」
「危険思想?」
「吸血鬼相手なら危険思想じゃなくない?」
「べつに、不穏分子から守るってだけなら人間も吸血鬼も区別しねえよ」
「不穏分子をとっちめたい場合は君と一緒だろ」
「うん? そうかも」
「ちょろいなあ」

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「べつに、俺は猫でも犬でも兎でも、なんでもよかったけどな」
「いい訳ないだろいい訳ないだろ」
「いいんだって。……俺を見下すのでも、崇拝するのでもなけりゃ、なんでもよかった」
っていうロ様になんにも言えなくなっちゃう読ド見たいよ〜

兄貴や兄貴派の人たちには見下されて、『ロナルド様』の盲信者には崇拝されてさ〜
人間には味方なんかいない、吸血鬼はとうぜん敵、と感じていたロ様のゆいいつ身体を預けられる相手が千体目の吸血鬼なんだよね……せんぶんのいち……

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