どんなに読ドがロ様を愛していて、それをロ様が受け入れたところで、こびりついた泥が剥がれることってなくてさ
じわじわと迫り上がってくるそれに、ふと抗えなくなる瞬間があるんだよな

読ドを呼んでない退治、あるいは呼んだけどまだ辿り着いてないときに頭打ったりしてさ
動けないな、ヤバいな、でも、もういいか になる瞬間があると思うんだよな……

読ドを疑ってるんじゃなくて、ロ様が疑ってるのも信じられないのもロ様なんだよな……

目が覚めて問診とか終わったあとの第一声が「悪い。手間を取らせた」なんだよね
でも読ドはさ 「間に合えてよかった」って言うんだよね……

泥を完全に落とすことはできなくても、息ができなくなりそうになったとき引き上げることはできるし、読ドはもう執着しているのでそれが面倒だとか飽きたとかになることはなくて、でもロ様自身がそれに価値を見出せないやつ

遮光カーテンの個室でさ〜
「私、どうせ昼の子の面会時間が終わるまで帰れないしさ。ずっとここにいていいよね」
「? まあ、うん」
みたいな会話があるじゃん
ロ様は身体が休息を求めているからちょくちょく寝るんだけど、読ドはたたずっとロ様が息してるのを確かめながらみつめているんだな 吸血鬼にとって半日にも満たない時間ならそうしているのは簡単でさ ゲームもスマホも起動さえしない……
「ゲームしてる音、聞こえなかった気がする」
「うん? まあ、やってないからね。そんなモノより君のほうが大事だし」

「……俺がセーブデータ消したとき、あんなにキレてたくせに」って言ったロ様がやっと微笑んでてさ〜
「そりゃそうでしょ。あのときといまじゃ関係値が違いすぎるんだからさ」ってうれしそうに言う読ドが見たいな〜

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この話さ〜、とうぜん入院の手続きとか兄貴がやるわけじゃん
ずっとロ様のとなりにいて、でも転化毒を打ち込む訳ではなく、ただ目覚めを待っている読ドに血液パック買ってきてたりしそうじゃない
「血液パックて冷蔵庫でええんか」
「あ、はい。もとは昼の子の体温ですから、むしろ温めて飲みたいところなんですけどね」
「言われてみりゃあそうか、なるほど」
みたいな会話ありそうじゃない

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