#階段下のゴッホ
現実に追われ、かつての夢を忘れていた者と、夢という名の呪縛に囚われ他人との交流を絶っていた者。二人の世界が絵を媒介にして繋がり、其々の色を取り戻していく。絵を見ることがまた好きになるような、いいドラマだった。
好きな台詞。
「コーヒーの匂いがするたびに誰かのことを思い出す
どれほど苦しかったの
朝起きれば
街を歩けば
瞬く間に過去に引きずり返される
春の匂いなら
年に一度で済んだのに」
大切な人のこと、同時にその人はもう側にいないことが、香りとともにふっと立ちあがる。
繰り返される「絵は言葉のない手紙」というフレーズ。
いつか誰かに届く(それが今でなく、かなりの時間をおいても。Timeless)。
全てが繋がる第7話&第8話がとても好きで
特に天才である弟に対して複雑な感情に揺れる兄(倉 悠貴)が素晴らしかったです。
ROTH BART BARON による主題歌「赤と青 」も心地よい。
MVはドラマの世界観そのままですね(写真で出演する神尾君!)。
https://www.youtube.com/watch?v=Z1QyfqiRXck&ab_channel=ROTHBARTBARON