“今期の朝ドラ「虎に翼」を愛するあまり、私はどれだけの犠牲をはらってきただろうか。
明日はちょっと寝坊が出来る、という日でも必ず7時半に起きる。もう体がそうなってしまった”
と書いているのが、林真理子氏であることに驚いた。が、本文を読んで妙に納得してしまった。
“主人公の寅子さんは、朝ドラ史上いちばん偏差値が高いかもしれない。モデルになった女性もバリバリの高学歴女性である。今まで朝ドラのヒロインというと、たいてい、明るい、(略)、寅子さんはひと味違う。戦前のインテリ家庭に育った、生粋のハイパー女子。
彼女が“事実上”再婚した相手も、東京帝大卒の筋金入りエリート。戦争で焼け残ったおうちは立派で、いかにも上の知識階級。そしてそこの子どもたちが、見るからに、当時の東京のアッパークラス感をかもし出していることに感心してしまった。”
インテリ家庭だのハイパー女子だのエリートだのアッパークラスだの。
このドラマの主題である「平等」とは相反するようなところに価値を見出しているようで、人は自分の読みたいように物語を読むのだな、と感心してしまった。
さすが、”どうかずっと、この島(ハワイ)が日本人のものでありますように”と書いた人だ。
https://x.com/shukan_bunshun/status/1838428184758419896?s=46&t=EUeXmjRwrbRJ9PJqUMP9ug