前にも書いたけど。
なぜアメリカがイスラエルを支持するのか。なぜトランプを再度選ぼうとしているのか。曲がりなりにもこの記事で理解した。
『福音派のキリスト教シオニズムと迫り来る世界の終わり』
https://newspicks.com/topics/religionandglobalsociety/posts/14
「ディスペンセーショナリズム」という非常に特殊なキリスト教終末論を下地にしている「キリスト教シオニズム」が、アメリカ人の中にかなり深く浸透しているらしい。
【一部抜粋】
“「ディスペンセーショナリズム」とは、19世紀末にイギリスで発案されたユダヤ人と世界の終わりについての神学的な考えである。歴史的にキリスト教会では長い間、イエス、あるいは教会こそが、旧約聖書で約束された真の神の民であり、したがってイエスを拒否し、死刑としたユダヤ人は神に遺棄された、滅ぶべき民とみなされてきた。それが世界各地での反セム主義の原因のひとつだったともいえるだろう。それに対して、「ディスペンセーショナリズム」よると、神は時代ごとに異なった契約を人間と結んでおり、イエス・キリストが到来して世界のすべての国民と契約を結んだあとも、ユダヤ人との契約はまだ継続しているという”
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“「ディスペンセーショナリズム」によると、この約束はユダヤ人たちがローマ人によってイスラエルの地から追放されたあとも破棄されておらず、むしろ、いつの日にか約束の地にユダヤ人の国が神によって再建されるというのだ。またさらに重要なのは、この聖書の箇所にあるように、「ユダヤ民族を祝福するものを神は祝福する」という約束をディスペンセーショナリストたちは字義通り受け取っており、そのためユダヤ人の国家建設を支援するようになったともいえる。”
“20世紀初頭になるとこの考えは、聖書をそのまま神の言葉と認める「キリスト教原理主義」のなかに広く浸透していき、当初は進化論否定とともに、原理主義者たちを嘲笑う要因のひとつとなっていた。しかし実際に1948年にイスラエルが建国されると、預言が成就したと活気づき、中東をとりまくきな臭い状況は世界の終わりの始まりと解釈されるようになる。”
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あ、wikiの前に。上記記事より一部抜粋。
(『レフトビハインド』シリーズは)“飛行機のなかで突如として消える、神によって天に挙げられた「敬虔な信者」たちと、そのあとに残された(left behind)不信仰者たち、さらにはイスラエルがイランやロシアとの戦争に勝利していく姿がヴィヴィッドに描写されている”
『レフトビハインド』wikiより一部抜粋。
“ニコライ・カルパチア (Nicolae Carpathia)
ルーマニアの下院議員から、国連事務総長、そして世界を統合するグローバル・コミュニティーの「主権者」へと登りつめた男。その正体は反キリストであり、邪悪な本性を持つだけでなく、記憶など人間の精神に干渉する得体の知れない力の持ち主である。”
“ピーター・マシューズ (Peter Mathews)
携挙された ローマ教皇ヨハネス24世の後を継いで教皇となるも、やがてニコライ・カルパチアのもとエニグマ・バビロン・ワン・ワールド・フェイスの最高神祇官として、グローバル・コミュニティーの宗教面での指導者となる。カトリック教会が唯一の真の教会であるという考えを有害なものとして否定し、処女懐胎を文字通りに受け取ることも愚かだとする。”
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“グローバル・コミュニティー (Global Community)
ニコライ・カルパチアを「主権者」と仰ぐ世界政府。イラクの地に新たに建設した「ニュー・バビロン」を首都とする。人類の統合と世界平和という美しい理想をかかげつつ各国の武装解除をすすめるが、自らは兵力・暴力をもって、コミュニティーに反発する国家・個人を潰していく。
エニグマ・バビロン・ワン・ワールド・フェイス (Enigma Babylon One World Faith)
グローバル・コミュニティーにおいて事実上の国教の地位にある新しい宗教。世界中の宗教を寄せ集め統合した教義を持つ。この宗教の聖職者を信道士(フェイス・ガイド)という。その祈りでは「宇宙の父母」や「動物神」が語られる。聖書の記述もあくまで象徴や比喩として解釈し、トリビュレーション・フォースが信じるような「原理主義的」解釈を狭量なものとして否定する。”
これが「悪者」として書かれていて、これを信じる人がアメリカにかなりの数存在しているということ、それの結果何が起こるかを考えると、愕然としてしまう。