NHK-BSでも放送してた『タリバン統治下に生きるアフガニスタンの子どもたち』イスラム神学校に通うかたわら父であるタリバン指揮官の護衛も務める8歳(!)の少年が語る「前は若い女が頭も足も出していました。顔も隠すべきです。何もかも隠してしまうと悪い奴が自爆攻撃などを企てるかもしれません、でも全身を覆うのが一番です」という言葉に胸をえぐられるような思い。どう考えても自身による見聞や考察によらない、学校や周辺の大人やタリバンに教わった事を8歳なりに纏めた言葉なのだろうが。最近の日本に於けるトランスフォビアとミソジニーを綾織りにしたような風潮とは違った歴史的宗教的経緯なのに色々共通する部分も見え隠れ。タリバン統治の内実を伝える貴重な映像、とか定型分でクールに纏めたいが、そんな言葉では追いつかない重い気分にさせられた。
https://www.nhk.jp/p/wdoc/ts/88Z7X45XZY/episode/te/5NM77LK1R4/