おませいげんみ× 

棗「……そういえば、隣の研究室にたまに顔出しててうちにも来たことある3年生の子。何か消息不明らしいですよ」
先生「さぁ、知らんな」
棗「なんだ、てっきり殺したもんかと」
先生「身に覚えがないな。それとも殺しててほしかったか? 君がそんなに嫉妬深いやつだとは知らなかったが」
棗「別にそんなんじゃないですよ。なんかたまたまよく見る子だったから覚えてただけで。……まあ『不可思議なこと』なんてそれこそ掃いて捨てるほどありますからねぇ」

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おませいげんみ× その② 

棗「と言いますか、先生も名前聞けば分かるはずですよ 有栖寺八重って子です」
先生「ああ、有栖寺ンとこのやつか。そういえば父方の方とかに学会とかでよろしく言われてたっけか」
棗「そうそう、関西のあそこの大学病院で医局持ってる。やっぱ人脈関連だと覚えてるんですねぇ」
先生「助成金共同申請した相手くらいはな。まあ取るに足らんやつだが」
棗「それは先生とくらべたらそうかもですが。八尋先生の方は麻酔科でしたっけ、更にその父の八秋先生は神経医科学の基礎研究やってたような」
先生「……よく君覚えてるなそんなの」
棗「たまたま目に付いたって言ったじゃないですか。精神科方面に興味あったようで隣の研究室にたまに顔出してて、うちにも今年の頭見に来たんですよ。…………それこそ南郷さんいるときですが。その時にちょっと話聞いて。ちょっと小生意気でしたけど優秀でしたよ」
先生「そうか。……まあ興味ないな」

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