イスラエルのネタニヤフ首相に逮捕状 国際刑事裁判所、戦争犯罪容疑
https://www.asahi.com/articles/ASSCP45SFSCPUHBI00FM.html
三牧聖子先生のコメプラから一部抜粋。
《イスラエルという、アメリカと極めて緊密な関係にある国家の首相と元大臣に逮捕状が出されたことは、ICCの歴史に照らしても画期的だ。これまでICCには、逮捕や起訴の対象がアフリカなど非西洋に集中してきたことから、「西側の価値観の押し付け」「新たな植民地主義」といった批判も向けられてきた。
アメリカの対応にも関心が集まる。5月、ハマスの幹部3名とともに、ネタニヤフ首相とガラント国防大臣(当時)に逮捕状が請求されたときには、バイデン大統領は「ハマスとイスラエルを同列に扱うとは言語道断」と強く非難し、「ガザで起こっているのはジェノサイドではない」と断言すらした。今回の逮捕状の発行も激烈な反応を招くだろう。逮捕状に関わったICC関係者への制裁の動きもまた活性化しそうだ。ICCのカーン主任検察官は、アメリカ政府関係者から「ICCはアフリカやプーチンのような悪党のために作られたものだ」と説教され、暗に逮捕状発行へと進まないよう圧力をかけられたと語っている。》