兵庫県知事選で再選の斎藤氏、初登庁 職員からは期待や戸惑いの声
https://www.asahi.com/articles/ASSCM0RS0SCMPIHB017M.html
永田豊隆記者(貧困や社会保障担当)のコメント最高。
《【視点】「これからは謙虚な気持ちでもう一度頑張っていく」と決意を示す斎藤知事に、すぐに取り組んでほしいことがあります。県庁職員らのメンタル面のケアです。
記事にあるように、職員アンケートでは回答者の約42%が伝聞も含めて知事のパワハラを把握していたとされます。斎藤さん自身、実際にふせんを投げたことなどを認めていて、9月の会見では、「反省しているし、申し訳ないと思っている」と述べました。
もしかするとパワハラだったという認識ではないのかもしれませんが、この際、認識の有無は脇においてほしいのです。激しく叱責されたと感じている職員が現実にいて、その心の傷はこれからも残るおそれがある。そのことが重要です。職員からすれば「加害者」にあたる人物がトップとして勤務先に復帰するわけで、その不安や恐怖は想像するにあまりあります。
兵庫県は、トラウマ治療にすぐれた知見を持つ「こころのケアセンター」という施設を運営しています。助言を求めてもいいのではないでしょうか。
さらに、亡くなった元西播磨県民局長のご遺族に対してもできる限りのケアをしてほしいと望みます。》