多様性に違和感の作品、なぜ続出 開き直りと健全な批判を分けるもの
《多様な人材を受け入れることで生産性やイノベーションを高めることばかりに着目すると、有用だとみなされる多様性は重宝されますが、経済効率で役に立たないと判断される多様性はそこには含まれません。
さらに、多様性の尊重というスローガンが繰り返されるなかで、それはあたかもすでに解決したもののように思われて、実際には依然として存在する差別や生きにくさの問題を解消する取り組みと結びついてはいなかったり、ある特定の受け入れやすく役に立つ違いだけにしか目を向けていなかったりすることに注意すべきでしょう。》