ベランダで育てているカレンデュラ(金盞花)の蕾がもうすぐ開きそう。2枚目はビオラを育てている鉢の原種チューリップの発芽を撮影したところ。寒すぎて憂鬱になるけど、春は確実に近づいてきている。
生き物育ててるくせに何言ってんだと思われるかもだけど、わたしは小さい頃から植物を育てることがすごく怖かった。なぜか。生き物を育てていると、嬉しかったり悲しいことなんてたくさんある。けどそれを判断するにはその生物の反応によるところが大きく、それでいうと植物の反応がわたしにはよく読めなかったからだ。泣いたりしない、顔があるわけでもない。でも葉っぱがシオシオしたり虫がついていたり、いろんな反応がちゃんとあることを今は知っている。そういう機微が少しだけど分かるようになってから植物を育てることが楽になった。好きなのに、何だか心に重石が乗ってる感じになるのがガーデニングだった。それでもやっぱり、枯らしてしまうとどうしようもない罪悪感に苛まれる。少しずつ学習してそういう機会を減らしているつもりだけど、どうしようもなく悲しくなったりする。
どうしようもなく悲しくなったりするけど、今はもうやめられない。毎年試行錯誤を繰り返しながら、何とかやっている。そして枯らしてしまった苗や種子、店じまいにする苗に毎回申し訳なさすぎて謝罪の気持ちを述べている。