《Allen氏は、「人種差別(レイシズム)、性差別(セクシズム)、同性愛嫌悪(ホモフォビア)やその他のイズム(-ism)が持つ有害性に対する認識は、この60年間で強まったものの、エイジズムは相変わらず見過ごされ、無視されたままだ」と指摘する。その上で、「他の-ismと同様に、エイジズムはストレスの元だ。ストレスによる刺激を受けると、人間はストレス反応を起こす。身体反応もその一部だとわれわれは考えている」と話す。ストレスは、心拍数の増加や血圧上昇を招き、睡眠を妨げ、ウイルスと闘う免疫システムの力を弱めることが知られている。
こうしたことを説明した上でAllen氏は、「この状況を変えなければならない。われわれは、高齢者をステレオタイプに当てはめるのではなく、一人一人異なる人とみなすべきだ。また年を取ることは、新たなライフステージを迎えることを意味するのであり、死に向かって衰えていく過程とみなすべきではない」と主張する。》
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