束ね法案
安倍政権下で強行採決された安保法案は外形上は2法案でしたが、既存の法律改正案10本を1本に、新法1本をまとめた束ね法案でした。この2本だけの法案審議時間がカウントされ、個別法案審議が短くなり十分な質疑が行われないことや、評価できる法案とできない法案が束ねられ採決判断にも影響が出ます。
安倍政権以降、この国会審議を軽視した束ね法案が多く出されるように。
今日の参議院本会、障害者総合支援法案等の審議入り。
目的も改正点も異なる5法案の「束ね法案」で審議も拙速。立憲の打越さく良議員が1963年の池田内閣が閣議決定した2以上の法案審議要件を欠くと指摘すると
「そんなこと言ってるからダメなんだ」
と自民党の大臣経験者参議院議員の野次。
重要な法案の提出が遅れた理由、束ねた理由、審議時間の短さを続いて問うと
「昔の社会党以下だな」
と、吐き捨てるかのような野次。
その後、静かになったと思ったら居眠り。
精神障害のある方への法制度を「個人の尊厳の尊重を守る」ものにと主張する打越議員の大半の質問、政府答弁には全く関心がないようで。
せめて、聞いてから野次る作法をもてよ、と言いたい。