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バレンタインデーあむあず妄想 

(風見さんと安室さんの会話だけ)

ポアロに潜入捜査を始めて間もない頃。
ポアロ出勤後に登庁した上司の顔がいつもより厳しくて、潜入先で何かあったのかと察した風見さん。
さり気なく聞いてみると「ああ、実は梓さんからバレンタインのチョコを貰ったんだ。受け取るつもりは無かったが、それが原因で関係が悪化する疑念もあり、潜入先の彼女との関係を円滑にする為にも受け取ったんだ。これで梓さんから僕も気があると思われたら潜入捜査に支障が出てしまうのも困るんだ」
「はあ…あの義理ではないのでしょうか」
「いや、マスターや毛利さんと僕ではラッピングが違ったんだ。本命の可能性もあるだろう」
「はあ。そうですか。ラッピングが違うなら万が一の事も考え、それはこちらで処分しておきましょうか」
「いや。それは絶対ダメだ!チョコの感想を伝えないと怪しまれてしまう」
「はあ…そうなんですか」
風見は困惑を隠せない声音で返事を返す。
はあ、ホワイトデーのお返しを準備しないといけないな。と顎に手をあて思案しているが、心做しか口角が上がっている。
厳しい顔だったのは緩みそうな顔を引き締めていたと察してしまった。
ああ、うちの上司の後ろにブンブンと振る尻尾が見えた気がした。

素直じゃない無自覚のあむふるさん。

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