自分がハッピーな話にあまり固執してないのは、最初から最後まで何の痛みも伴わないというのは現実離れして見えて共感ができないせいかもしれない。かと言って全部重ければそれでいいというわけでもなくて、徹底的に何もかもが打ちのめされるようなものはやはり見ていて苦しい。
一番バランス取れてると思うのは茄子シリーズだ。劇中で大事なものを人に取られるし、身近な人間が死ぬけど、それがこの世の終わりみたいな描かれ方はしていないし、すべての石ころを避けて通ることはできないところが、リアルだなと思う。それぞれの人物にちょっとずつ共感ができるバランスの良さがいいなー