昔の言い回しで「儚くなる」「果敢なくなる」(両方ともはかなくなる)と言う言い回しがあるんだけど、人が亡くなった後の静かな寂寥感であるとか余韻を感じる言い回しで、不思議と言葉が意図する雰囲気と言うか余白を感じられて好きな表現だなぁと思った。
人に夢と書いて儚いと、最初に考えた人は何を思ったんだろうなぁ…
………と思ったので調べてみたら、昔は夢という文字にはあまり良い意味が付いていなかったらしく、「頼りない」だとか「不安定」といった意味合いが強かったらしい。
人偏に夢と書いて儚いと読むこの文字は、昔の人は「頼りない人」だとか、中国では「おろか」という意味になるらしい。
寂寥感的なしっとりさよりは、この世の無常感と言うかもっと具体性を持ったガッカリ感に近いニュアンスで私の中のほわほわポエムタイムが霧散してしまった。
う〜ん、儚いしっとりタイムだった……