にじさんじの奇怪な物語の感想!(ネタバレあり
https://www.youtube.com/live/AtsWhg8p8cc?si=QhpFOkucPGweB316
1.見えるだけで相手を知らないから罪悪感が湧かない椎名と、悲鳴や陳情が聞こえるから理解はできるが見えない故に罪悪感が沸かない剣持の二人が、匿名性を伴う場で発生する小さな加害者の立場に見えて、独自の倫理観を持って地獄に落とす私刑の様子が風刺的な風にも見えて味わい深かった(ただの妄想
2.二人の得意な質感が生かされていて、情報が綺麗な入れ子形状で良いssって感じで良かった!
以下考察⇩
力一は既婚者だったが今はおそらく『オリジナルではない存在』に存在の席を奪われた人間?
頻度高く届くメッセージ、娘の好きだったキャラの着ボイス、言葉の端々から伝わる過去情報が切ない。プロローグの列車の搭乗者だったから車から降りて向かう先はどうであれ死なんだけど、死ぬ前の走馬灯をAIと味わうようなラストは切なかった。
語られる娘の思い出が小さい頃のものなのが、もしかしたら彼は小さい娘の事しか知らないんじゃないかと思うと……。
AIが己の事を人間かのように錯覚し、自身の本来の設定を忘れたかのように乗客として演じ切る歪みも、全体の情報で見れば本当に皮肉が効いている。おもしろかったぁ…