『ドリーム・シナリオ』観た。ニコラス・ケイジがいろんな人の夢に出てきて……というニコラス・ケイジいじり映画ではありつつ、「急に"売れ"が発生した場合に人はどうなるか?/どうするか?」の思考実験でもあると思った。そしてその状況自体はSNS時代の現代にあって往々にして発生する。そこで承認欲求を発露させたり調子に乗ったり、はたまた絶望の淵に叩き落とされるニコラス・ケイジを見るのは楽しい。だが後半の展開からはバズの負の側面というより承認欲求を発露させたこと自体に罰を与えている印象があり、キャンセルカルチャー風刺としては問題ありかも(だってそれ自体は悪いことではないし、さらに言えばニコラス・ケイジはマジで何もしていないので)