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『映画すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』感想です 

労働という一見すみっコにはミスマッチな題材を通じて、他者のために生きることの喜びと、他者のために生きられなくなった(と思っている)人への救済をともに描いている。しかも後者に関してはそれをすみっコだからこその視点で提供する、割ととんでもない作品。「ここにいても、いいのかな?」のキャッチコピーも秀逸。
エンドロールで描かれるその後は、作品が提示するテーマへの回答には正確にはなっていないけど、"役割"など果たせずとも、どんな形でも命は輝きうることを示してくれる。各種ゾンビ映画やカリオストロの城オマージュも含まれていて、まさかこんなに映画館で見るべき作品になっているとは思わなかった。ラストカットまで、泣くんじゃない。

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