七夕坂夢幻能の感想
メリーが結構向こう見ずだったり、蓮子が研究に没頭してサークル活動をサボったりと、二人の意外な一面が見られるCDだった(メリーが自分の論文に書き込みしてたのを嬉しがる蓮子…)。
ピアノが印象的な曲が多い気がする。思えば、秘封倶楽部が初めて登場した『蓮台野夜行』もピアノを多用していた。
蓮子とメリーの距離が離れていく中で、あえてピアノに原点回帰したのは、「二人が一緒にいてこその秘封」という基本に立ち返る意味もあったのかも。七夕の織姫と彦星のように。あるいは後戸の国の二童子のように。