雑誌「Wired」の最新号が届き読み始めたのですが、不勉強な私は、直ぐに知らない言葉に遭遇しました、「Effective Altruism(効果的利他主義、EA)」です。
EA Japanのホームページによれば、EAとは、「証拠と理論に基づき世界の向上を最大化することを目指す社会運動」とあります。素晴らしい運動のようです。
ただ私は直感的に、この Effectiveは、「Efficient(効率的)」に結び付き、私が忌み嫌ってる言葉「タイパ(Time Performance)」を想起させました。
実際、「Wired」では、海外のEAムーブメントのなかで、「社会にEAを実装するのに最も有効なキャリアを選ぶことが奨励され、政治家やメディア、慈善事業従事者に加えて、出来るだけ多くに寄付金を稼げる職業に就くこともそこに含まれている」との指摘があります4。
もし、この考え方を尖鋭的に拡大し、例えば、利他主義の利他を「地球環境」と読み替えた場合、あの美術館で愚かな抗議を行う環境活動家なんて、ある意味、「Efficient(効率的)」を追求したもので容認されてしまう。
私は、ineffectively(非効果的)でInefficiency(非効率)な利他主義を信条としたいと思っています。