OCP セッションより(HDDメーカー受難時代)
OCPでは、Meta, MS, HPEが中心になって「Datacenter SAS/SATA Device Specification」を年度内に発表しようとしています。(以下、動画)
https://www.youtube.com/watch?v=SXR0Np4xAGc
字幕の助けを借りながら見たところ、過日、概説をアップした「Boot用SSD」と同じくらい面白い。
例えば、HDDの仕様書には、振動に関して、大体「50Hz」までの表記しかありませんが、もっと高い周波数での仕様を規定しようとしているし、
温度と湿度の関係、SMART情報についてのメーカー間の差異を減らしたい模様。
また最近、WD社がWriteキャッシュをOnにしても、瞬断時にデータはほぼ大丈夫(コミットはしていない!!)という「OptiNAND」という技術を発表していますが、この辺りにデータ整合性についても明確化。
AFRやMTBFと、温度と湿度の関係も詳細に提示。
アーカイブへの展開を前提に、Load/unload 回数(磁気ヘッドを退避回数)を仕様化しようとしています。
パブリッククラウドという巨大なユーザが、HDD業界の長年の曖昧さを正す?
https://drive.google.com/file/d/1X5-DZjIEEdG-jy6gUz1v2yOBka3Sqq68/view