https://note.com/bungakukai/n/n8f4c68711ffb
より
"円城 部屋を掃除することを宿命とするルンバには、彼らなりの「自然な思考」があるはずで、彼らなりの文学があるかもしれないけど、少なくともそれは我々が文学だと思っているものとは別のものになる。その理屈から言えば、機械の作る文学は、機械にとっての文学なので、我々が読んでも前衛的すぎて、まあ売れないでしょうね。"
ゲームをテーマにした作品などは、キャラクターの「自然な思考」を人工的に制限・改訂した文学といえるだろう。デスゲームなどは生物学的な死、スポーツものは社会的成功や集団的成功などの人工的に作ることのない自然(読者が共有しているとされる前提)を根っことしているが。