なおこの動植物水族館は異郷から召喚されてそのまま現世にいついてしまった幻想種やその子孫なんかも保護されているのでインターンの申し込み先を選んで願書を出したら爆速で折り返しの電話が来て決まったっていうお話もある。電話口で「召喚士!?」って言われて「あ、はい、召喚士です」って返したらその場で内定が出た。
蹴られそうになったら師匠なり高師の名前出すかな〜と気楽に考えていたアルフレッド青年だったのでわりとかなり面食らって友人らに内定が出たというのを伝え忘れ後々めちゃくちゃ心配されるなどもしていた。まだ決まってないんじゃ……いや……でも理由があってのことなら……シュラウドも何も言わないし……ってとっても囁かれていたが、本人は「いきもの好きだからで願書出したって知られたら怒られるかな……あとティミー連れてって怒られたりしたらどうしようかな……」という全く平和な事で悩んでいた。結局直前になって同じディアソムニアの寮生から「あの……」って話しかけられて「え? いや、二日で決まったけど……」とキョトンとして返してめちゃくちゃ溜息つかれたりもしたし、当時の副寮長のハルトには首根っこ掴まれて「寮長、報連相って知ってる?」とにっこり凄まれて目を泳がすなどもしていた。
ディアソムニアは今日も平和。