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『-レ・ミゼラブルより- ルールブルーの友らへ』
漫画:榮恵愛 原案:ヴィクトル・ユーゴー

現在4話まで。
レミゼに出てくる学生たちを主人公に据えた物語。
彼ら、そして当時のフランスの民衆が感じる悲しみや怒り、社会の理不尽、やるせなさ、現代日本にも通じるものがあると思う。

彼らの中心はアンジョルラスで、やはり美しく輝いてみえるし、仲間一人一人もキャラデザ含めて個性が際だっていて、それぞれの背景や心情も丁寧に描かれているので、全員が愛おしく感じられる。

私は4話の印刷工の下りが一番心揺さぶられた。
アンケートの場面のさりげない一コマ。関わる事なく黙っている印刷工の印象的な背中。そこからのあの言葉……彼の心情を想像したらなんだか泣けてきた。

そういう、言葉ではなく絵でそれぞれの思いを見せる表現が本当に素晴らしくて、一コマ一コマをじっくり味わいたくなる。
絵の巧みさや美しさが、こんなに意味があり必要である漫画はなかなか他に無いのでは。


comic-growl.com/episode/255091 ]

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