【日本ペンクラブ会長談話】
「日本原水爆被害者団体協議会ノーベル平和賞受賞に寄せて」
日本原水爆被害者団体協議会のこれまでの長年にわたる粘り強い運動の成果に、心より敬意を表しますとともに、このたびのご受賞を心よりお祝い申し上げます。
核なき世界の実現に向け、日本が世界のリーダーシップを取ることを、今回の受賞を機に改めて訴えたいと思います。核廃絶を活動の根幹に据える日本ペンクラブは、戦争ができる国造りに邁進する日本や、他国への侵略を正当化する国々を許さない姿勢を堅持し、文学の力を信じて一層の努力をしてゆく所存です。
被団協の皆さまのご健康を願いつつ、ともに手を携えて核廃絶への活動を行ってゆきたいと思います。
2024年10月11日
一般社団法人日本ペンクラブ
会長 桐野夏生