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『ミッドナイト・クロス』(1981年)を観た。

 途中まではすごく面白くてワクワクした。
 主人公が録音した音を聴きながら事件を思い出したり、コマ割り写真を切り貼りした映像にくっつけていく作業のシーンが見事でおおおっと思ったり。
 でもいかんせんサリーが愚鈍すぎてイライラするし、駅でレポーターと会う計画について無防備すぎる。レポーターと会うならサリーと一緒にジャックだって一緒に行けばいいのに、なぜジャックがこそこそ盗聴していなければならないのか?
 パレードに車で突っ込む危険運転の意味も分からないし、救急車から飛び出して誰も追いかけてこないのおかしいし、警察に捕まってないのが不自然すぎる。
 「いい悲鳴を探している」伏線が、最後こんな形で回収されるのにはびっくりしたけれど、な、なぜ、こんな悪趣味な…とも思う。
 そして何より、ジョン・リスゴー演じる犯人が何者で、黒幕は誰なのか、が一切明かされないまま終わったのはあまりにも消化不良。えっ、大統領選挙にまつわる陰謀についての話じゃなかったのーーー!?




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