『密輸 1970』を観た。
なんという爽快感!w
感心してしまう。アクション、バイオレンス、だまし合い、サメ、シスターフッド!
欲張りなほどのてんこ盛りのエンターテイメント。
おまけにコテコテの70年代韓国歌謡曲とファッションに、目と耳が楽しい。
クォン社長(軍曹)と眼帯の手下によるバイオレンスがすさまじく、あの場面だけなんか別の映画かと思った。尋常でないスピードでメッタメタに刺していく(わりにはけっこうみんな生き残っているのが謎だが)、殺陣がすごかった。チュンジャをかくまうところ、「おっ、いい人だったのか」と思ったけれど、カミソリで脳天から切るような人だからやはり許せない。
最後の海女たちの皆殺し連携プレーは素晴らしくて涙が出る。ウニ!タコ!サメ!
喫茶店のオップンも、並みの映画だと男たちにいいように使われてそうだけれども、抜群の芝居(?)を武器に一貫してシスターフッドをむんずとつかみ続ける、とてもいい子だった。