『張り込み』(1987年)を観た。
軽いものを観て気分転換…
リチャード・ドレイファスとエミリオ・エステベス、なんとなく両方とも青春映画あがりだからか、同じ世代のように思ってしまうが、実は10歳以上離れているのでびっくり。ドレイファスのひげには、「たしかにひげ生やさないと貫禄でないよね」と一応納得はするけれど、エステベスに至ってはもうまったく似合っておらずいわゆるとっつぁん坊やでしかなくて、ひげは止めてくれと思う(笑)。
80年代の浮かれた映画なので、令状なしの捜索に違法収集証拠、捜査と見せかけた犯罪、公私混同のつるべ落とし。もう、そこを指摘していると1秒も前に進めない。
夜の張り込み組と昼の張り込み組が仲が悪く、たがいに嫌がらせを仕掛け、引っかかって怒り狂い、引っかけに成功すれば爆笑する。大人だから悪知恵も働きまくりで、ほんとうに呆れる…
でもクリスもビルも、一応は真面目だし、コミカルな演技、彼女との関係に悩む誠実なキャラクターは安心して観られて、よかった。マリアも、ただ守られるだけの非力な存在ではなく、恋愛にも積極的で、強い人だったので良い。
それにしても、張り込みという捜査手法は、市民のプライバシーそっちのけでほんとうに危ういなと思う。
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