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 GW最終日はパーっと景気のいい映画を観たい、ただしホラー映画以外という子どもたちのリクエストにより、
『ダーティーハリー』を観た。

 笑っちゃうほど、暴力! w

 ミランダ警告なし!違法収集証拠!非難されるキャラハンが「じゃあ被害者の人権はどうなる!?」と憤る姿に、何十年経っても日本の凡百の市民は共感するんだろうな…とユウウツになる。思えば、「被害者の人権」というワードは、ものすごく便利にネトウヨに利用されている。さまざまな暴力を美化して、ほんとのところ被害者遺族の人権保障を一歩も前進させずにひたすら被疑者被告人の人権をこなごなにすることに邁進するヤツらなのだ。「加害者の人権をふみにじること=被害者の人権保障」なわけがない。ほんとうの意味での、被害者の人権と生活の保障に資する福祉の充実が必須である。クリント・イーストウッド自身が自分が体現したものについて思慮をめぐらせて、反暴力を掲げる人生を歩んでくれたことが、ほんとうに救いである。 
 “Row row row your boat ♪” スコルピオ役の人も狂気がみなぎっていてすごく上手。
 
 子どもたちが、『ダイ・ハード3』を思い出していた。たしかに、オマージュなんだろうな。
 


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