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『女王陛下のお気に入り』(2018)を観た。

 『哀れなるものたち』とこれを観たことで、あぁこういう(魚眼?)レンズが好きなのか!と分かった(笑)。
 歴史ものだけれども、厳しい歴史考証を入れてはいない。それは決して「いいかげん」なのではなく、計算したアレンジだから、面白く鑑賞できる。
 女王が途中で機嫌を損ねる舞踏会でのサラのダンスは…あれはなんだろう(笑)?とにかく楽しかったけどなんか滑稽で、ヨルゴス・ランティモスの描く舞踏会は面白い。
 中心の3人とも、欠点が多くて、しかし決して嫌いになれない複雑なキャラクターで、味わいがある。3人同士の駆け引きというのはそうとう頭が良くなければ勝てない…。オリビア・コールマンの芝居、すごい。
 徹底した「男は脇訳」感もよかった。




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