宇多丸さんが先週の放課後ポッドキャストで、先々週の発言を反省&謝罪していて、安堵した。
「受験勉強は自分でコントロールできてすごく楽しかった、いい思い出だった」発言と、学校教師への罵倒。
現場で頑張っている学校教師たちがあれを聴いたらほんとうに悲しむだろうと思うので、謝罪してくれてほんとうによかった。
ただ、宇多丸さんのいまだに癒えない傷というか恨みも、すごく分かる。中高時代に自分たちを支配していた教師たちへの恨みってすごく根深いし忘れられない。私も、恨みすぎてエッセーにまで書いて、ヘタしたら走馬灯に出てくるかもというほど、あの頃私を人間扱いしなかった教師たちへの恨みがいつまでも成仏しない。あの時、「こういう人間にだけはなるまい」と反面教師にできたことだけが救い。宇多丸さんがついついヒートアップしてしまうのも、自分を見ているようで。
時代は変わって、そういう先生は(絶滅はしていないけれど)少なくなって、よかった。
受験勉強がいい経験だったとか楽しかったと言えるのは、宇多丸さんが最高に良い家庭に恵まれていたことの証左。教育虐待の結果、人生を狂わされてしまったり取り返しの付かない心の傷を負う子は、まだまだたくさんいる。