『哀れなるものたち』を観た。
清々しいラストに、落涙。。。✨

なんて力強いフェミニズム映画!!

「あなたは私の美を退屈な言葉で賞賛してきたのに、別の男にまたがったとたんにすべて消えるの?」




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『哀れなるものたち』を観て以来、反芻。

 原作を読んでいないので、一体誰が「哀れなるもの」なのだろうかと観始めたが、なるほど、「支配」することでしか女性と関係をつむげない男たちのことだった。

 すごくストレートに、「女性の身体は女性のもの」「女性の人生は女性のもの」と描かれていて、子どもでも理解できるだろうなと思う。R18が惜しい。
 ダンカンが、喜ぶと思ってかベラを箱に詰めて乗船する。ベラの「行きたい場所に行く」自由を奪う形での移動に、当然ベラが怒るが、ベラの怒りをダンカンは理解できない。
 知的なマダムと若者のカップルと知り合い、性的な快感以外の刺激、すなわち読書という知的営為を教えられ、ベラが急激に知的成長を遂げる。ダンカンが憎々しげにベラから本を奪って本を海に投げる。横からマダムがもう一冊差し出し、ダンカンはそれも海へ投げる。マダムの笑顔は、いくら本を奪ったところで、ベラの知性は奪えないのだというドヤ顔に見える。
 もはや自分より知的なベラにイライラが募るダンカン。ベラがしゃべっていいのは「最高ね!」「このお菓子パリパリ(サクサク?)していて美味しい」だけだと命じる。合コンでの女性の「さしすせそ」かヨ、と笑った。でも、そういうことだ。


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