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『カラオケ行こ!』を観た。
 震えるほど傑作だった。
 俳優たちの細やかな表情の演技、なんて丁寧な作りなんだろう。
大事に大事に、うなるほどの職人技で作り上げている、作り手の誠実さと愛情深さに、涙が出た。

 和田!!
 和田というキャラクターが憎めないし、あの和田を見事に演じきった俳優くんの才能にたまげた。
 映画観る部のあの子の、絶妙な距離感も最高だった。
 和田にうんざりせず、包み込む部長と副部長の優しさ。副部長は超越しているけれど、さとみくんの優しさも「さすが部長」だった。
 愛ってなんだろう?というシークエンスが、たまらない。カサブランカ、焼き鮭の皮、そして和田のめんどくさい視線!!
 さとみくんについては、文字がいくらあっても足りない。文字では足りない。
 ラスト、狂児の腕に「聡実」の入れ墨。まんじゅうこわいの伏線に「あ!」となったが、なぜ“歌ヘタ王”になってしまったのか、その理由が気になる。
 「暴力団をいい人げに書くな」「グルーミングか」という批判は分かる。分かるけれど、ファンタジーだと分かる人が観る分には、良くないか?ゾーニングで解決する話だと思う。

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