『オブリビオン』(2013)を観た。
SF+謎解きミステリー。なぜ「汚染区域」指定にしていたのか分かるくだり含め「真実」を知りどんでん返しな展開と、フライトレコーダーから真相を知るくだりは、「おーまいがー」と衝撃的。
あるいは、ドローンから追われてトレンチ突入…からのシーンはスター・ウォーズそのもので、この経験が『トップガン・マーヴェリック』に活かされたのかな?なんていう発見もあった。
ヴィカ、真木よう子さんに酷似!
でも特攻は生理的に受け付けない。あんな決着の付け方は残念。
心拍数云々で主人公がウソをついていることを見抜くAIが、なぜモーガン・フリーマンに気づかないのか、あり得ないだろとも思う。
クローンの命・尊厳についても胸が痛い。まさか「星の数ほどいるから一人くらいまぁいいか」的な意味ではないと信じたいが…
最後、52のジャックが来る。妻が複雑な表情で迎える。
複雑だよね、まさか、それでいいわけないよね?と困惑が残る。
カズオ・イシグロ『私をはなさないで』を思い出さずにはいられない。
オリジナル、49、52、遺伝子は同じだろうけれど、彼らは別々の人生を歩む、各々の尊厳を持つ別の存在だし。
面白かったけれど、いろいろ重い。