七生養護学校事件の原告だった先生が事件を振り返っておられる記事。
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20231019/pol/00m/010/012000c?utm_source=article&utm_medium=email&utm_campaign=mailhiru&utm_content=20231020&fbclid=IwAR397D222iq0TiJi01Ujdl6vzvva0Bc8GJ3E-nhM3AzOgR0rj1GPomRDCr4
いまだに冷静な気持ちで読めない。
養護学校の先生方が、来る日も来る日も悩みながら工夫と議論を重ねて作り上げた教育。なんて尊いのだろう。彼らは決して法律や人権の専門家でもなければ、人権を勉強のために教材を作ったわけではないだろう。七生養護学校の、大変な生育環境で育って自己肯定感が育まれなかった障がい児たちが、自分を大切に、周りの人も大切に思えるように、性暴力の加害者にも被害者にもならないように、安心安全に前向きに生きていけるようにするには何をどう教えたらいいのかを考えに考えて、だんだん積み上がってきた教育。それは見事な、まさに性教育が生きるための教育であり人権教育であることを証明する取り組みだった。
それをある日突然、嘲笑と罵倒を浴びせ教材を奪い、教育を破壊した都議と市議と新聞記者、そして東京都。
何度生まれ変わってもまだ恨んでいるだろうと思うほど、私は彼らを許さない。性教育バッシングは安倍晋三に代表される極右のバックラッシュの象徴的な事件だった。彼ら極右が、どれだけ日本の性教育・人権教育、ジェンダー平等の歩みを後退させたか、計り知れない。