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『レイジング・ブル』(1980)を観た。

 ロリコン、束縛、DV、モラハラ、猜疑心の塊…のボクサー。この文字列だけでもう最悪。
 今でこそ、俳優が役作りのために●●kg増量・減量!というニュースは珍しくないが、もしかしてそういうアプローチはデ・ニーロが初めてだった…のか?
 ボクシング、あれ、ほんとに殴られてるんじゃないかと、、、どこまでがお芝居なのか全然分からない。
 精神病んでるレベルで「妻が浮気している」という妄執にとらわれてる様子、ほんとうに怖い。妻を問い詰めるあの感じは、モラハラ夫そのもの。妻もさっさと逃げればいいのに、なぜすぐに引き留めに応じてしまうのか…いや、それが共依存というヤツか。恐ろしい。
 実刑くらって、壁を殴り号泣するも、自分の何が悪かったのか全く分かっておらず、ただただ惨め。最終的にあれはどういう仕事なのか…歌手?司会?しがない生活で、やはり何を悔い改めたわけでもなさそうな、ダメなやつっぽさがほんとうにリアルだった。
 ジョー・ペシがものすごくいい。良心的な弟が唯一の救い。『グッドフェローズ』の10年前だというのに、(最後のあたり)なぜあんな老け顔ができるのだろう???
  





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