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 『ロビン・フッド』(1991)
 何も考えずにボーっとしたかったので子どもと観た。何度も見たから大体覚えていた。
 いつ観ても、アラン・リックマンとモーガン・フリーマンがあまりにも輝いているので、ロビンとマリアンが霞む。ケビン・コスナー、かっこいいはずなのになぜかいつも「あと一歩なにかが足りない」。声が顔と合ってない(渋くない)、というのはどうしようもないことだけど惜しい。
 アラン・リックマンが生き生きしていてステキ。なぜイギリスの古典の映画なのにアメリカ英語をしゃべるヤツが主人公なんだヨ、と不満があったかどうかは分からないけれど。
 十字軍の詳しい歴史を知らないから憶測でしかないけれど、エルサレムくんだりまで戦争しかけに行く方が悪い、と思うので、イスラムの人たちに同情してしまう。フィクションとはいえ、アジームの目に映るイングランド社会はさぞかし「未開の地」だったろう。
 最後の最後の、まさかの友情出演には、分かっていても毎回涙してしまう。映画への不満を、ぜんぶ持って行ってくれるよね、もう全部許す!!ホンモノのスターの貫禄とは何か、を見せてくれる。なので、この映画の見所は最後の30秒。




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