『ノッティングヒルの恋人』
微妙な人間関係に振り回されて悩む姿はヒュー・グラントの十八番。
困った顔が板につきすぎてるけど、大好き。
この作品は、まあまあ好きだけれど、『フォー・ウェディング』には及ばない。ところどころほんとうに面白いから、欠点を直せばきっと傑作になったはず。
馬雑誌の記者としてホテルでのインタビューに紛れ込んでしまった後の展開が、何度見ても笑える。
ラブ・ストーリーとして共感できないのは、アナのキャラクターと2人の心情の揺れの描かれ方が雑だからだと思う。なぜアナがウィリアムに序盤で突然キスをしたのかも謎(ウィリアムが当惑してくれたのが救い)で、なぜ好きになったのかも描かれていない。メディアがウィリアムの家に押しかけてきた時のヒステリーも謎。あんな意味不明な怒り方をされたらフツーは恋も冷めるはずなのに、なぜウィリアムはあんなに未練をひきずり続けていたのか(ウィリアムならば決して顔重視で恋をするはずはない)。
あと、これは単なる好みだが、ジュリア・ロバーツはクルクル髪の方がかわいい。
見る度に思う不満を1つ書き忘れていた。
白人ばっかり。20年くらい前とはいえ21世紀の作品なのだから、このバランスはNGでしょう。
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