デイビットの思考
は、その人外の演算能力が全てだと思うけど、それも神曲の天使の設定(天使は神の鏡、神の意志・威光を映すもの)から引っ張ってきたものだと考えるなら、「火を見て惹かれる虫」の表現は当にその通りだし、相棒・テスカトリポカ(煙る鏡)との兼ね合いもピッタリなんだよな。これ本当に奈須先生ヤバいお方だとは今も思う。神曲ネタ自体は下総からあったから、あの頃からあったネタだというのは間違いなと思ってる。(高橋先生も当初からかなり詳細な設定をもらってたって言うし)
何にせよ「考える」事に関してはデイビットよりカドックの方なんだよな。叛逆すら企てたヤガのように愚かしくとも自由、そして伸びしろもある。キリシュタリアが「強い」と称したのは可能性もあっての事なんだろうなと。
汎人類史にもっと近い(近代の)分岐であったのも、可能性のある汎人類史にもっとも似てて、それが汎人類史側のカルデア(ぐだ)に近い者と見なされるのは納得いくなと。
キリシュもカドックが上手く生き延びる事もできれば、いつかカルデアと合流するんじゃないかとは予期してたんじゃないかな。だからオリュンポスでも自由にさせてやってた(破神同盟の発展にまで貢献させた)とも思うのな。この辺は原作側がどこまで意図してたか分からないけど、いつかそういう話も聞きたい。