LB7の世界観(個人用メモ)
今日の世界ふしぎ発見を見て思ったけど、生贄文化を軽く触れただけで終わらせた放送内容にも一種の「善」を感じてしまったんだな…「善」とはその時代の価値観、極端に言えば正的ベクトルに過ぎないので、だからこそシステム的に生贄を礼賛するテスカトリポカ的話題にも触れられなかったのかなとも思ったり。まぁ仕方ないんだが…あれ深くやったら放送できない。
マィヤという善を具現化したようなシステムを敷いたミクトラン世界観は、そういう意味でも面白いのよね。
ディノス達は頭が良いけど指向性、感情がない。だから良い方に働かせようとマィヤが存在する。そうでなくてはマィヤ自身(宇宙から飛来したもの)も滅ぶだけだから。
この一蓮托生なシステムもマヤ文明の在り方そのもので、「生贄を捧げる事によって皆が生かされる」という、現代を生きるものにとっては首を傾げざるを得ない価値基準そのもの。
そんな地に来たデイビットもまた、宇宙に在るものによって「善」というベクトル、隷属を強いられるもの。よりにもよって相棒が「我らは彼の奴隷」とさえ称されたテスカトリポカではあるけど、そのシステムを知り尽くすだろう神なんて、もうこれ以上にない相棒よね…デイビットにとっては今のベクトルに拮抗出来る別のベクトルでもあるからね