燃えあがる女性記者たち
映画館で予告見た時から良さそう。と思っていたけれど、想像以上に良かった。良かったと言って良いのかはわからないが、今だからこそ観ることで勇気を得ることのできる作品だった。
紀元前から続くインドの階級制度の中で、それに抗うように立ち上がった女性たちによる新聞社。
時代の移り変わりに対し、紙の新聞からSNSへと媒体を変えることによる記者たちの戸惑いと問題。
宗教を利用した政治により分断される民衆と脆い民主主義を支えようとする人々のドキュメンタリー。
ここでは宗教は決して悪いものではなく、それを利用し民衆を分断しようとする政治こそが問題であると描かれているのも良かった。
単純に宗教的な問題にされてしまうと、それは新たな分断を呼ぶだけだから。宗教は生活の一部であり、決して悪いものではないから。
パンフレットもかなり充実していて買う価値あった。まだ読んでないけどじっくり読むぞ〜〜。
個人的に、今までスマホに触ったことのない女性たちのスマホの扱いを教育する時に「理解の速度が違うから、ゆっくり進めるわ」って言ってたの本当にびっくりしたし感動した。
全員「同じ」じゃない安心感というか、ああ、ここは信頼できる場所だ。っていうことが何よりも伝わってきた。