バッハのゴルトベルク変奏曲の演奏にはグールド以前以後があるといわれるが、少なくとも冒頭のアリアをゆっくり演奏するのはグールド以外にとっては悪習だと私はおもっている。まぁいえば管弦楽組曲第3番のエールが、G線上のアリアのせいでやたらゆっくり演奏されがちのと同様の奇妙さと感じる。
ちなみにゴルトベルク変奏曲がややゆっくり演奏されさらに繰り返しも守られがちになっているのは、あの一曲でプログラム一回分にするための陰謀ではないかと思う(をい
さらにゴルトベルク変奏曲で遅めで全体的にゆったりな演奏は、実はレオンハルトの最初の録音だというのはなかなか面白いことだと思う。
さて、このヴィルヘルム・ケンプの冒頭のアリアは一番速いテンポの一つなのは間違いないだけでなく、どうしてこうしたの?っていう演奏でもある。繰り返しで装飾が入ってくるのかと思えばそういうわけでもない、、、リズムのとりかたもちょっと違う。一瞬違う曲にきこえる。
#音楽

youtu.be/iAFpF2gvKjw

フォロー

@tinouye 本題から外れますが、繰り返しについては「全部するか、全部しないかのどっちかだ」ということを、割と専門家に近い方が仰っておられるのを読んで首を傾げたことがあります。全体の演奏時間を考えて、その場で取捨するくらいが本来のように思うんですけれど。

演奏の現場としてはそういう面は当然あるでしょうね。ただ、バロック音楽系の奏者だとできるだけ繰り返したいってのはあるかもw

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。