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ドニー・アイカー『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』(河出書房新社)を読んだ。
遭難から半世紀以上が経過しても真相が解明されず、いくつもの陰謀論が飛び交う「事件」の謎に、米国人ジャーナリストが迫っていく。
遭難に至るまでのトレッカーたちの視点、彼らの捜索にあたる人々の視点、そして真相を追う著者の視点が交互に描かれ、なかなか焦らされる構成。
著者が導き出した結論にどれくらいの信憑性があるのかは別として、著者の考え方や姿勢や、犠牲になったトレッカーたちへの敬意といった部分に共感を覚える内容だった。

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