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野口武悟
『読書バリアフリーの世界―大活字本と電子書籍の普及と活用』

読書バリアフリー法をはじめとして、「本の飢餓」の解消のためさまざまな取り組みと努力があることがわかった。現在も法整備が進みつつあるものの、まだまだ課題も多いようだ。
大活字本は自分も図書館で見かけたことがあるが、読書が困難な人ばかりでなく、なんとなく読書に抵抗を感じている子供たちが本を手に取るきっかけにもなっているというのが新鮮な驚き。
また、「紙か電子か」はよく持ち出される話題だと思うが、著者の「紙も電子もあって、読者自身が自分にあったものを選べるようにすることが大切」という言葉が何よりしっくりきた。

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