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荒井勝喜首相秘書官の差別発言が酷すぎて、なんかもう感覚が麻痺してくる。あまりにも酷い発言に批判するとき、相手の認識の土俵に乗りたくなさすぎて、じゃあどう言えばいいのかみたいなのを考え出す、そうやって考えている時間がただしんどい。

首相秘書官の発言、明確に「(差別する側の)我々」をことだけを想定して喋ってるんですよね。この差別発言をした首相秘書官に限らず、見えているのはずっと「我々」なんですよね。で、「我々」を実に滑らかに「社会」とイコールで結んで同一化したうえで、「『我々』=『社会』がマイナスに変わる」と思ってそうなんですよね。だから、謝罪する対象も「『我々』=『社会』の代表である首相」になるわけでしょう。はっきり言いますが、謝罪相手を間違えていますよ。「隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」という言葉でさし示した人々に対して、誠意ある謝罪をするのが筋というものでしょう。

岸田首相、LGBTQ差別発言の荒井秘書官更迭へ 「言語道断」 | 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20230204/

更迭されたのはまぁよかったですが、どの口で「言語道断」と言っているのかとは思いますよ。同性婚の法制化に対して、「社会が変わる課題」と言ったのは首相ですし。元首相秘書官の発言と照らし合わせてみれば、ここで言っているのは、「社会が"マイナス"に変わる」ということでしょ。

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