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(たぶん私だけじゃなく多くの人が)空港に来るたび思い出す短歌

目がさめるだけでうれしい 人間がつくったものでは空港が好き / 雪舟えま

「目がさめるだけでうれしい」ってもうこれ以上ないくらい明るい言い回しだと思うんだけど、どこか切実さが漂っている気がして、そのちょっとした薄暗さと空港の高揚する景の対比、みたいなところまで含めて自分の心にフィットする歌なのだ……(たぶん基本的に「人間がつくったもの」のこと、ひいては人間のこともあんまり好きじゃなくて、その中で空港だけはまあ好きだよ、くらいの温度感を感じる)

あとこれは私が勝手に思ってることなので読みとしてはイマイチかもだけど、空港、「通過点であり境界、長くは留まれない」という性質がどこか死を想起させるので、人間がつくったものの中では死に似てるものが好き、という……それが明るさと相まって非常にグッと来るわけなんです……ね……

houkipoetry.com/2020/04/27/679
今軽くググって出てきたやつだけど、この評がとても丁寧

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